2012年3月6日火曜日

好きなんだけど

うちの学校の器楽部は卒業式に必要な楽曲のほとんどを担当する。卒業生の入場曲,証書授与の際の厳かな曲,卒業生や在校生の呼びかけの時のバックミュージック,それに式中の歌である。卒業式を2週間後に控えて今,焦りまくっている。

 昨年度はピアノが堪能な職員がいたので式中の歌はその職員によるピアノ演奏だった。呼びかけのバックミュージックは器楽部の部員がそれぞれ自分で弾ける曲の中から雰囲気に合いそうなものを自分で選び弾かせた。証書授与や入退場はそれまでに演奏した曲の中から使えそうなものを選んでやった。器楽部で卒業式前に新曲を追加したのは1曲ほどだった。

 しかし,今年度,うちの器楽部はジャズ系の曲ばかりやってきたので入場や証書授与に使えそうな曲がない。「スペイン」で入場して「星に願いを」で証書授与ならいいけど)それで,まず証書授与に「主よ,人の望みの喜びを?」を持って来たが,結構複雑で3,4年生が苦労している。また,呼びかけのバックミュージックだが卒業生に希望曲を挙げてもらった。すると,「歩いていこう」「栄光の架け橋」「いとしき日々よ」「キセキ」「上を向いて歩こう」などでた。上を向いて歩こうは知っているのでいいが,他の曲は何となく聞いたことがあるくらいで知らない。結局コピーすることになる。それから,バックミュージック用なのでメロディと1音のハーモニーとベースの3部構成にやり直して譜面を作るがこれが面倒くさい。あまり面白くないから譜面の作成が遅れている。さっき,ようやく「栄光の架け橋」が完成し全ての譜面が揃った。

 Finaleの使い方も不自由しないくらいには出来るし,もともと楽譜を作るのは好きだ。でも,好きだと感じるのはやはり自分の好きな楽曲の楽譜を作っている時だ。ロック,ポップス系の構成が面倒な曲の譜面はやっていて面倒くさくなる。それに,今回のように子どもが苦労せずにすぐに簡単に弾けるようなアレンジだと面白くない。

 唯一,「上を向いて歩こう」だけはイヴァンリンスバージョンでやった。この雰囲気を出すためにはどうしてもメロディとベースだけじゃ無理で,ハーモニーのパートも1音だけでなく2音にした。これだけは譜面作っていて楽しかった。


これは3和音でやってるけど,子どもの技術と練習期間など考慮しやむなく2和音にした。

 「栄光の架け橋」のおかげで,今日のベースの練習はほとんど出来ず。早く仕事を引退して四六時中音楽をやっていたい。今でも頭の中は四五時中ぐらいは音楽でいっぱいだけどね。

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