今度のライブでBesame Muchoをやりたいと思っている。手持ちの音源をいろいろ聞いて研究中。で,Manhattan Jazz Quintetの「Take the A Train」の中のテナーサックスをコピーした。研究する方がいればどうぞ。(細かい音使いは適当なので音源を聞きながらやって下さい)pdfがダメなので画像で。
Manhattan Jazz Quintet 「Take the A Train」
Tenor sax solo by Andy Snitzer
2012年12月24日月曜日
2012年10月24日水曜日
TUNE WB-4 Bird's Eye Maple
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TUNE WB-4 Bird's eye
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新しいベースを買った。TUNEのWB-4というフレットレス。
実はTUNEのベース,今から20年ほど前にも持っていた。当時はエレベでウッドベースの音に近いものはないかと思っていろいろ試してみたが,結局落ち着いたのは本物のウッドベースだった。それで,TUNEのベースも手放した。
でも,いくつかのフレットレスベースを使って来て,もっとも耳に残っていたのがTUNEのWB4だった。当時の録音があって,その中でもWB4はいい音出してる。セミホローとピエゾの組み合わせはホローボディのそれとも違う独特な音がする。
先日,ジャズのセッションのあった日,そこにいたベースの方がWB4を持っていた。思わず,懐かしくなってセッションの後に少し弾かせてもらったら,たまんなくなった。これは手に入れるしかないと思った。新品だと20万を超えるので女房,子どももいる身となった今では到底買えない。
でも,それから数ヶ月,ようやく念願のWB(もちろん中古)を手に入れることができた。ボディトップだけ特注のようで,本来だとアッシュかウォルナットの表面なのだが,これはバーズアイメイプル仕様になっているのだ。音も良いけど見た目もいい。バーズアイも思いっきりたくさん出ていて,しかもちょっと離れてみると,全体に虎目が入っているようにも見える。木目の良い楽器だ。
さて,このWB,見た目はとてもいいのだけれど相当使い込まれていたようである。指板ががめちゃくちゃ減っていた。手に入れたときも弦はラウンドワウンドだったので,元オーナーはずっとラウンドワウンドを使っていたのだろう。1弦は1フレットから15フレット付近まで,2弦は10フレットぐらいまで,3・4弦はそうでもないが,それでも5フレット辺りまではずいぶん減っているし,ラウンドワウンドの細かい跡は12フレット付近までついている。特に,1,2弦の1フレットと3フレットあたりは指板が弦の形に長さ1〜2cm深さ1ミリほどの溝ができている。手元に来たときの弦高はかなり高めで何とかびびらなかったけど,これって弦高下げるとびびって弾けないからなのだろう。弦高を下げるとびびるというより弦が指板にべたっとくっついて音が出なくなるくらい溝になってほげていた。これは指板を削るしかない。
手製の厚紙ゲージで指板のRをしらべるとRは240だった。早速Guitar Worksで指板削り用の当て木240を購入。ネックを外し,外に出てバイク小屋で作業を行った。あ,直線定規はホームセンターに行ってアルミの角材のようなものを買ってきて代用した。ずいぶん時間がかかるかと思ったが,思った以上に指板は簡単に削ることができ,逆に削りすぎないよう注意が必要だった。1時間もしないうちに削り作業完了。指板とネックの汚れをきれいに落とし,ボディにつけて完了。素人調整にしてはまずまずのできだ。溝は全てなくなり(指板全体を1ミリずつ削ったことになる)弦高を下げてもびびらずつまらずに音が出るようになった。いや,良いベースをてにいれたな。
2012年8月26日日曜日
Cinnamon最高
先日つけたCinnamon。説明書にはパッシブ時にもトレブルのトーンコントロールが効くとあったが,効かなかった多分配線ミスだ。こういうことは早めにやっておこうと,今日,裏蓋をあけ取説を見ながら配線を確認。すると,パッシブ時には全てのトーンをキャンセルする配線になっていた。配線ミスではなく,パッシブ時にEQコントロール全てをキャンセルする配線と,パッシブ時にもトレブルをトーンコントロールとして使える配線と2種類あった。
作業は簡単で配線1本を別の場所に付け替えて完了。裏蓋を閉じ音をチェックすると…すばらしい!
アクティブをキャンセルしてもトーンが効く。いわゆる通常のパッシブベースのトーンと同じように音色をコントロールできる。普通のプリアンプを入れてもスイッチでパッシブに切り替えられるようにはできるが,通常はパッシブ時にはすべてのEQはキャンセルされる。
このCinnamon,アクティブキャンセル時にも通常のパッシブベースと同じ使い方が出来るというのがすごくいい。通常はアクティブで使い(この時もだいたいトレブルは絞り気味),4ビートのウォーキングになれば「カチッ」とパッシブ状態にして「くるり」とバランサーつまみを回しフロントピックアップで弾くとトーンを絞った甘い音色で演奏できる。
Cinnamon最高。アクティブ時のトレブル,ミドル,ベースもとても使いやすい。値段はBartoliniよりも高めだが,他のプリアンプよりは安い。実売16000円ぐらい。ESPというとロック!と言う感じがして,プリアンプ選択の眼中にさえなかったが,いろいろなメーカーのプリアンプを見ていると,EQのポイントが大抵ベースが低め,トレブルは高めが多い。これってブーストさせるとドンシャリになりますってことではないのか。スラップをしない私どもは使いにくいわけだ。ロックでピック弾きの方々もドンシャリよりはゴリゴリだろうから,そのへん求めているところが案外同じだったのかもしれないなあ。しかし,Cinnamon最高。ありがとうESP。
2012年8月20日月曜日
Cinnamon
私のエレベはKen Smith Burner なわけだが,経年の衰えだと思われるが,元々のプリアンプの具合が良くなかった。それで,BartoliniのNTMBに変えた。しかし,どうも使っていくうちに不満が出てきた。NTMBはトーンコントロールが
Bass - 30 HZ (+/-14db)
Mid - 250, 800 Hz (+/-10db)プッシュ,プルで可変
Treble - 10 KHz (+/-16db)
Mid - 250, 800 Hz (+/-10db)プッシュ,プルで可変
Treble - 10 KHz (+/-16db)
となっている。これはベースが5弦などに対応させるためなのか周波数が低すぎて4弦だと今1つ効果が薄い。また,ミドルの周波数も本当はこの中間500〜600をいじりたい。また,トレブルも高すぎる。
でも,パッシブ状態でアンプによる音作りで気に入ったセッティングを見つけたので,まあいいか,と思って使っていた。ところが,先日,野外でライブを行った際,返しから聞こえる中高音だけのパキパキ音を聞いて,ああ,そうか,と気づいた。当たり前だが,いつもは小規模ライブハウスでアンプからの生音中心で演奏していたので気づかなかった。手元のべーアンで音を作ったところで,PAの卓にはもろパッシブ状態の音しかいかないのだから、自分好みの音で演奏できないって事だ。
とにかく,このままではいかん,何か良いプリアンプはないか物色した。先のパッシブ状態でアンプによる音作りをした際,自分のお気に入りはBassが100Hzぐらい,Midは500ぐらい,トレブルは5Kぐらいと言うのが分かった。そこでその辺りのセッティングのプリアンプを探したわけだ。しかし,けっこうないもので,どのプリアンプも結局はドンシャリ傾向のものばかりの気がした。そんな中,見つけた。希望そのもののプリアンプがあった。
それはESPのCinnamon(シナモン)だった。ESPというとハードロックというイメージが強く,そんなところのプリで大丈夫かと思った。製品のレビュー等もネット上でほとんどない。値段はサウンドハウスで15500円。BartoliniのNTMBよりも高い。悩んでいるある日,オークションをのぞいてみると,出てた!半額とまではいかないが程度の良さそうなものでワイヤリングまでしてある。手間がかからないものも良い。たぶん市場にはほとんど出ていないCinnamonだからオークションで出るのもごくわずかであろう。即,入札。そのまま落札。(人気ないのでしょうか?)
それが到着した。早速,取り付けだ。しかし,1つ意を決しなくてはならないことがあるのだ。ポットが5つなので,本体にもう1カ所穴を開けなくてはならない。これも不可逆の改造となる。が,迷わず実行。こんな感じになった。
ESP Cinnamon in the KenSmith Burner |
すごくいい!アンプに頼っていた音作りが手元で再現できる。ベースもミドルもここというポイントである。特に良いと思ったのがトレブルだ。説明によると,トレブルの+はアクティブでブーストされるが,トレブルのカットはパッシブになっているらしい。これがとてもいい。これはプリアンプカットにしてもトーンは効くらしいのだが,配線ミスかパッシブ時にはトーンは効かない。
しかし,これはすごく扱いやすいプリアンプで私の楽器にベストマッチでした。
2012年6月6日水曜日
モチベーション
ベースギターデュオのライブを2回やって,第一期BGDは相方の上京により解散となった。第2期の相方に声をかけたが,その後具体的な連絡も取っておらず,ライブの日時も未定のまま。仕事が忙しい時期だったこともあり,BGDの構想に頭を使う暇がなかなかない。日々の練習時間も減少の最近,自分自身のモチベーションが下がっていることを自覚している。BGD以外のライブは週1〜2回あるが,自分のバンドではないこともあり,改めて自分で企画運営することの大切さを実感している。学生時代のずっと音楽に浸っていられる環境とちがい,それぞれに年を取り家族を持ち仕事のありの中で,理想とする自分を描いても日々の生活の様々なことによって,それが霞のように薄らいでゆくはかなさ。
6月は少し時間に余裕ができる時期である。7月に入るとまた,しばらく仕事が忙しくなる。6月のうちに第2期BGDの今後の活動を計画し,第2期の相方と打ち合わせや練習を持ちたいものだ。
6月は少し時間に余裕ができる時期である。7月に入るとまた,しばらく仕事が忙しくなる。6月のうちに第2期BGDの今後の活動を計画し,第2期の相方と打ち合わせや練習を持ちたいものだ。
2012年5月3日木曜日
スーパーライトゲージ
愛器Ken Smith Burner。いい音が出るよう,弾きやすいよう常々調整をしている。しかし,先日ネックがやや順ぞりぎみになって来たのでトラスロッドで調整をした。弦を緩め,レンチで90度ほど回した。毎回,調整は90度単位を基本に細かに行っていたが,今回同様に90度ほど回した時に何かコツッと手応えを感じた。ああ,と思った。多分,トラスロッドの限界だ。手に入れて以来元々順ぞり気味なネックを少しずつ調整して来たが,閉める方向にばかり回して来た。多分限界だ。この状態で弦を張るとほんの少し順ぞりのベストな状態である。しかし,これ以上順ぞりになればもう対応は出来ない。
ネットでいろいろ調べたが,限界が来たネックは基本的にどうしようもないようである。リペアに頼めばネックをアイロンがけして(普通のアイロンではなく特別なアイロンだろうか。)熱を加えて木のそりを直す方法もあるようだが,これも一時的な回復にしかならないようだ。これは困った事になった。
そこで考えたのが弦のゲージを変える方法だ。今張っている弦のゲージはミディアムゲージ。これをスーパーライトに変えればかなりテンションも下がるのではないかと考えた。もちろん根本的なネックの回復にはならないが現状維持か少しの回復は望める。
で,買ったのがこれ。Elixirのスーパーライトゲージ 040-095でかなり細い。
弾き心地は随分ソフトな印象。ネックも少し元に戻った感がある。このまま弦を張り替え一昼夜置いてみた。すると,はっきりとネックが元に戻ったのが分かる。弦高は低めのセッティングをしていたせいもあるが,現在は明らかにびびりが出るほど弦高が下がっている。これでしばらく様子を見る事にしよう。
この楽器はデタッチャブルネックだからいざとなればネックだけをどうにかすれば本体は使い続ける事もできるだろう,と楽観的に考えている。
2012年4月3日火曜日
良い楽器、良いアンプ、良いキャビネット
よく、良い楽器を持つと上手くなる、と聞く。良い音を奏でる楽器を弾くのは気持ちがいいからたくさん練習するようになり、結果上手くなると言うのだ。
エレベ、いや電気楽器全般に言えるが、この場合良い楽器と同時に良いアンプも必要である。俺のエレベはフレットレスもフレット付きもケンスミス。フレットレスは頑張って買った本家のケンスミス、フレット付きは何度か紹介した例のバーナーシリーズのもの。悪くはないが、気に入らないところもあって改造したのは前回までに書いたとおり。これで楽器は素晴らしく良くなった。アンプはキャビネットがEpifani、ヘッドアンプはT.C ElectronicisのRH450である。現在のこのシステムと楽器との相性がすごくいい。先日のサーキット入れ替えから、毎日楽器を弾くのが楽しくてしょうがない。倍音が多いのだろうか、ブリブリした中域とブンとくる低音、透き通ったような高域でブイブイ言わせることができる。
しかしながら、人間欲はきりがないものである。現在のキャビネットは10インチ2発なのだが、包み込むような低域が欲しい。昔使っていたBAG ENDの15インチの音が忘れられない。やっぱり15インチが欲しい。そこで、最近オークションで手に入れたのがAcoustic社のベースキャビネット用の15インチのスピーカーである。2つで6000円。1つで良かったが2つセットで売りに出されていた。こいつを使ってキャビネットを自作しようと思っている。素晴らしいもの、は無理だろうが、おっ、なかなか、ぐらいのものは作れるのではないか。自作のオーディオスピーカーを作る人は多いので、そう言うところを参考にやってみるつもりだ。
2012年3月30日金曜日
NTMB装着
ようやく到着したNTMB。ボリュームやトーンのポッドまで配線済みで簡単装着だ。
まずはベース本体から現在ついているKen Smithオリジナルサーキットを取り外す。外すのは簡単。ボリュームやトーンのノブを外して,ポッドを固定してある6角ナットを外してピックアップとシールドジャックの配線を半田ごてで外すといい。
半田で外すところは写真に撮っておく。
ドンガラになりました。
さて,あとはNTMBにピックアップとシールドジャックにハンダ付けしてさくっと入れて出来上がりと思っていたら問題発生。
まず,今回購入したプリアンプサーキットに使われているポッドは,ボリューム(プッシュプルでActive Passive切り替え),バランス,Midトーン(プッシュプルで250Hz 800Hz切り替え),TrebleとBassスタックの4つなのだが全ての軸径が違ったのだ。バランスポッドだけ元からベース本体についていたポッドの径と同じ6mmで本体の穴の加工は必要ない。しかし,その他は穴を8mmと8.5mmと9mmに広げないとはまらない。ベース本体の材質はもちろん木なので穴を大きくすることは不可逆の改造になる。穴を広げずに装着するためには軸径6mmのプッシュプルのポッドが2つと2軸のポッドが1つ必要になる。しかし,プッシュプルポッドは6mmもあるかもしれないが,スタックだと軸径が6mmになるのは物理的に無理だろう,てなことを数秒考えた後,穴あけ加工をすることにした。
バイク小屋から電動ドリルとドリルの刃を持って来てぱぱっと穴あけ終了。ピックアップをプリアンプサーキットにハンダ付け,18V駆動にしたいので電池スナップを2個ハンダ付け,シールドジャックにも配線をハンダ付けしてさくっと取り付けよう…。しかし,電池2個にしたせいもありキャピティ内部がぐちゃぐちゃでギュウギュウになってしまった。あれやこれやと配線の取り回しを変えたり,短い配線を長くしてみたりしてようやくどうにかキャピティに収まった。
本来のものは結構スカスカだったけど(1枚目の写真。ぐちゃぐちゃに見えるけど,ポッド類をちょっと外したりしてるのでそう見えるだけ。本来はスカスカ)NTMBはギュウギュウだ。9V駆動でもいいかな。何はともあれようやく装着完了。
以前のサーキットが気に入らなかった理由はいくつかある。
まず,バランスポッドの効きが敏感すぎたこと。センター位置からほんの少し,1mmぐらいって感じに動かしただけでがらっとバランスが切り替わっていた。ちょっとだけリアピックアップの方を大きくしたいと思ってもそれがほとんど出来なかった。
次に,BassもTrebleもあまり効きが良くなかった。だから,本体のトーンはTrebleを少ししぼって,あとはフラット状態にして,アンプ側での音作りを行っていた。
さて,今回のNTMBだが,とてもいい。バランスの変わり方も自然で使いやすい。BassとTrebleの効きもいい。Bassは効きすぎるぐらい。ミドルは調整をまだ研究しないといけないがミドルの効きもいい。それから不思議に思うのはパッシブ状態,あるいはアクティブでもトーンはフラットな状態において,以前のあのミドルの強すぎる癖の或る音がしなくなったことだ。アンプをフラットにして,NTMBもフラット,あるいはパッシブの状態でも耳障りな音にならないのにはちょっと驚いた。ミドルの癖が強いのはこの楽器の特性かと思っていたが,そうではなかったのかもしれない。元からついていたサーキットはどこか部品が劣化していて,本来の音が鳴らせなくなっていたのかもしれない。いや,CDやYouTubeなどで耳にする,Burnerベースの音と自分のベースの音があまりにも違うと思っていたのだがサーキットの劣化が原因だったのかもしれない。もし,そうなら,このNTMBもいいけど,本来のサーキットを修理して(どこかやってくれる所はあるのか?やってくれる人はいるのか?というのが問題だ)オリジナルに戻して弾いてみたいなあ。あ,でも,そうなると今回のポッド用に空けた穴が大きいのでポッドがきちんと固定されなくなるかもしれない…)
いや,でも,なかなかいいですね。NTMB!
まずはベース本体から現在ついているKen Smithオリジナルサーキットを取り外す。外すのは簡単。ボリュームやトーンのノブを外して,ポッドを固定してある6角ナットを外してピックアップとシールドジャックの配線を半田ごてで外すといい。
半田で外すところは写真に撮っておく。
ピックアップが接続されているバランスポッド |
シールドジャック |
ドンガラになりました。
外したサーキットの配線図を書いておく。
まず,今回購入したプリアンプサーキットに使われているポッドは,ボリューム(プッシュプルでActive Passive切り替え),バランス,Midトーン(プッシュプルで250Hz 800Hz切り替え),TrebleとBassスタックの4つなのだが全ての軸径が違ったのだ。バランスポッドだけ元からベース本体についていたポッドの径と同じ6mmで本体の穴の加工は必要ない。しかし,その他は穴を8mmと8.5mmと9mmに広げないとはまらない。ベース本体の材質はもちろん木なので穴を大きくすることは不可逆の改造になる。穴を広げずに装着するためには軸径6mmのプッシュプルのポッドが2つと2軸のポッドが1つ必要になる。しかし,プッシュプルポッドは6mmもあるかもしれないが,スタックだと軸径が6mmになるのは物理的に無理だろう,てなことを数秒考えた後,穴あけ加工をすることにした。
バイク小屋から電動ドリルとドリルの刃を持って来てぱぱっと穴あけ終了。ピックアップをプリアンプサーキットにハンダ付け,18V駆動にしたいので電池スナップを2個ハンダ付け,シールドジャックにも配線をハンダ付けしてさくっと取り付けよう…。しかし,電池2個にしたせいもありキャピティ内部がぐちゃぐちゃでギュウギュウになってしまった。あれやこれやと配線の取り回しを変えたり,短い配線を長くしてみたりしてようやくどうにかキャピティに収まった。
本来のものは結構スカスカだったけど(1枚目の写真。ぐちゃぐちゃに見えるけど,ポッド類をちょっと外したりしてるのでそう見えるだけ。本来はスカスカ)NTMBはギュウギュウだ。9V駆動でもいいかな。何はともあれようやく装着完了。
以前のサーキットが気に入らなかった理由はいくつかある。
まず,バランスポッドの効きが敏感すぎたこと。センター位置からほんの少し,1mmぐらいって感じに動かしただけでがらっとバランスが切り替わっていた。ちょっとだけリアピックアップの方を大きくしたいと思ってもそれがほとんど出来なかった。
次に,BassもTrebleもあまり効きが良くなかった。だから,本体のトーンはTrebleを少ししぼって,あとはフラット状態にして,アンプ側での音作りを行っていた。
さて,今回のNTMBだが,とてもいい。バランスの変わり方も自然で使いやすい。BassとTrebleの効きもいい。Bassは効きすぎるぐらい。ミドルは調整をまだ研究しないといけないがミドルの効きもいい。それから不思議に思うのはパッシブ状態,あるいはアクティブでもトーンはフラットな状態において,以前のあのミドルの強すぎる癖の或る音がしなくなったことだ。アンプをフラットにして,NTMBもフラット,あるいはパッシブの状態でも耳障りな音にならないのにはちょっと驚いた。ミドルの癖が強いのはこの楽器の特性かと思っていたが,そうではなかったのかもしれない。元からついていたサーキットはどこか部品が劣化していて,本来の音が鳴らせなくなっていたのかもしれない。いや,CDやYouTubeなどで耳にする,Burnerベースの音と自分のベースの音があまりにも違うと思っていたのだがサーキットの劣化が原因だったのかもしれない。もし,そうなら,このNTMBもいいけど,本来のサーキットを修理して(どこかやってくれる所はあるのか?やってくれる人はいるのか?というのが問題だ)オリジナルに戻して弾いてみたいなあ。あ,でも,そうなると今回のポッド用に空けた穴が大きいのでポッドがきちんと固定されなくなるかもしれない…)
いや,でも,なかなかいいですね。NTMB!
2012年3月28日水曜日
NTMB到着
待ちに待ったBartoliniのNTMBが到着した。国内ではサウンドハウスあたりで安く手に入る。しかし,これだとプリアンプ本体以外に各種ボリューム(プッシプルでアクティブとパッシブの切り替えもやりたいので二軸のやつも必要)も追加で購入しなければならないし,当然配線も自分でやらねばならない。このプリアンプはメインの本体と多分中域用の小さなやつと2つのパーツからなるが,それぞれにひげのようにたくさんのケーブルが出ている。かなり面倒そうである。本体と必要なパーツを揃え面倒な作業をしなくてはならない訳だ。しかし,良く利用しているアメリカのサイトBest Bass Gearでは配線加工済みのものが売ってある。送料込みで200ドル近いが円高の最たる頃に購入したのでサウンドハウスで購入するのと同程度の値段で買えた。しかも,配線済みである。
ただし,注文時に既に1月ほど待ち,であったのと国際郵便がものすごく時間がかかったので2ヶ月近く待たねばならなかった。到着したものがこれだ。
写真では分かりづらいが袋はかなりぼろぼろになっていて,結構汚れていた。Best Bass Gearは北カリフォルニアにあるけど,発送記録を見るとマイアミに行って発送されている。ここまででかなり日数がかかっている。きっと何か間違えたんだと思う。そこから日本へは空輸だったようだがいちど東京でしばらく置かれ,その後福岡にきて税関?検査が行われようやく到着となった。
これがそれだ。
ただし,注文時に既に1月ほど待ち,であったのと国際郵便がものすごく時間がかかったので2ヶ月近く待たねばならなかった。到着したものがこれだ。
写真では分かりづらいが袋はかなりぼろぼろになっていて,結構汚れていた。Best Bass Gearは北カリフォルニアにあるけど,発送記録を見るとマイアミに行って発送されている。ここまででかなり日数がかかっている。きっと何か間違えたんだと思う。そこから日本へは空輸だったようだがいちど東京でしばらく置かれ,その後福岡にきて税関?検査が行われようやく到着となった。
これがそれだ。
このようにきちんと配線済みである。中央の黒いのがNTMBである。
さて,ベースからKen Smithオリジナルのプリアンプをさくっと外して,こいつをさくっと入れれば完成! となるはずだったのだがなかなかどうして一筋縄ではいかなかったのである。
2012年3月18日日曜日
BGDライブ報告
BGDの2回目にしてとりあえず今のメンバーでの最後のライブを行った。詳細はまた後日まとめるとして反省を一言。
やっぱりもっともっとソロがしっかりとれないとだめですなあ。今回は全曲ドラマーに入ってもらった。しかし,当たり前だが曲中は必ずベースのどっちかがソロを取ってる訳だ。普通のジャズだとフロントやピアノがしっかりソロを取って,ベースはちょっとだけソロ,あるいはソロはないことも多い。ベースの普通の役割からいってそういうことが多かった訳だがベース2本の構成だからバリバリソロを取らなきゃなんない。今の自分のソロの腕ではお客さんを十分に楽しませるだけの技術がない。相方も上京してしまうし,しばらくは自分自身をしっかり磨いて,次期BGDのライブに向けて頑張っていきたい。
ただ,しゃべりは1回目に比べると随分スムーズにいったと思う。(自評)1回でこんなに違うのかと思うくらい(自分では)スムーズだった。振り返ると1回目は明らかに緊張していた。今回はそれはなかった。次は「お歌」かな。
写真は友人のFacebookより借用 |
やっぱりもっともっとソロがしっかりとれないとだめですなあ。今回は全曲ドラマーに入ってもらった。しかし,当たり前だが曲中は必ずベースのどっちかがソロを取ってる訳だ。普通のジャズだとフロントやピアノがしっかりソロを取って,ベースはちょっとだけソロ,あるいはソロはないことも多い。ベースの普通の役割からいってそういうことが多かった訳だがベース2本の構成だからバリバリソロを取らなきゃなんない。今の自分のソロの腕ではお客さんを十分に楽しませるだけの技術がない。相方も上京してしまうし,しばらくは自分自身をしっかり磨いて,次期BGDのライブに向けて頑張っていきたい。
ただ,しゃべりは1回目に比べると随分スムーズにいったと思う。(自評)1回でこんなに違うのかと思うくらい(自分では)スムーズだった。振り返ると1回目は明らかに緊張していた。今回はそれはなかった。次は「お歌」かな。
2012年3月6日火曜日
好きなんだけど
うちの学校の器楽部は卒業式に必要な楽曲のほとんどを担当する。卒業生の入場曲,証書授与の際の厳かな曲,卒業生や在校生の呼びかけの時のバックミュージック,それに式中の歌である。卒業式を2週間後に控えて今,焦りまくっている。
昨年度はピアノが堪能な職員がいたので式中の歌はその職員によるピアノ演奏だった。呼びかけのバックミュージックは器楽部の部員がそれぞれ自分で弾ける曲の中から雰囲気に合いそうなものを自分で選び弾かせた。証書授与や入退場はそれまでに演奏した曲の中から使えそうなものを選んでやった。器楽部で卒業式前に新曲を追加したのは1曲ほどだった。
しかし,今年度,うちの器楽部はジャズ系の曲ばかりやってきたので入場や証書授与に使えそうな曲がない。「スペイン」で入場して「星に願いを」で証書授与ならいいけど)それで,まず証書授与に「主よ,人の望みの喜びを?」を持って来たが,結構複雑で3,4年生が苦労している。また,呼びかけのバックミュージックだが卒業生に希望曲を挙げてもらった。すると,「歩いていこう」「栄光の架け橋」「いとしき日々よ」「キセキ」「上を向いて歩こう」などでた。上を向いて歩こうは知っているのでいいが,他の曲は何となく聞いたことがあるくらいで知らない。結局コピーすることになる。それから,バックミュージック用なのでメロディと1音のハーモニーとベースの3部構成にやり直して譜面を作るがこれが面倒くさい。あまり面白くないから譜面の作成が遅れている。さっき,ようやく「栄光の架け橋」が完成し全ての譜面が揃った。
Finaleの使い方も不自由しないくらいには出来るし,もともと楽譜を作るのは好きだ。でも,好きだと感じるのはやはり自分の好きな楽曲の楽譜を作っている時だ。ロック,ポップス系の構成が面倒な曲の譜面はやっていて面倒くさくなる。それに,今回のように子どもが苦労せずにすぐに簡単に弾けるようなアレンジだと面白くない。
唯一,「上を向いて歩こう」だけはイヴァンリンスバージョンでやった。この雰囲気を出すためにはどうしてもメロディとベースだけじゃ無理で,ハーモニーのパートも1音だけでなく2音にした。これだけは譜面作っていて楽しかった。
これは3和音でやってるけど,子どもの技術と練習期間など考慮しやむなく2和音にした。
「栄光の架け橋」のおかげで,今日のベースの練習はほとんど出来ず。早く仕事を引退して四六時中音楽をやっていたい。今でも頭の中は四五時中ぐらいは音楽でいっぱいだけどね。
昨年度はピアノが堪能な職員がいたので式中の歌はその職員によるピアノ演奏だった。呼びかけのバックミュージックは器楽部の部員がそれぞれ自分で弾ける曲の中から雰囲気に合いそうなものを自分で選び弾かせた。証書授与や入退場はそれまでに演奏した曲の中から使えそうなものを選んでやった。器楽部で卒業式前に新曲を追加したのは1曲ほどだった。
しかし,今年度,うちの器楽部はジャズ系の曲ばかりやってきたので入場や証書授与に使えそうな曲がない。「スペイン」で入場して「星に願いを」で証書授与ならいいけど)それで,まず証書授与に「主よ,人の望みの喜びを?」を持って来たが,結構複雑で3,4年生が苦労している。また,呼びかけのバックミュージックだが卒業生に希望曲を挙げてもらった。すると,「歩いていこう」「栄光の架け橋」「いとしき日々よ」「キセキ」「上を向いて歩こう」などでた。上を向いて歩こうは知っているのでいいが,他の曲は何となく聞いたことがあるくらいで知らない。結局コピーすることになる。それから,バックミュージック用なのでメロディと1音のハーモニーとベースの3部構成にやり直して譜面を作るがこれが面倒くさい。あまり面白くないから譜面の作成が遅れている。さっき,ようやく「栄光の架け橋」が完成し全ての譜面が揃った。
Finaleの使い方も不自由しないくらいには出来るし,もともと楽譜を作るのは好きだ。でも,好きだと感じるのはやはり自分の好きな楽曲の楽譜を作っている時だ。ロック,ポップス系の構成が面倒な曲の譜面はやっていて面倒くさくなる。それに,今回のように子どもが苦労せずにすぐに簡単に弾けるようなアレンジだと面白くない。
唯一,「上を向いて歩こう」だけはイヴァンリンスバージョンでやった。この雰囲気を出すためにはどうしてもメロディとベースだけじゃ無理で,ハーモニーのパートも1音だけでなく2音にした。これだけは譜面作っていて楽しかった。
これは3和音でやってるけど,子どもの技術と練習期間など考慮しやむなく2和音にした。
「栄光の架け橋」のおかげで,今日のベースの練習はほとんど出来ず。早く仕事を引退して四六時中音楽をやっていたい。今でも頭の中は四五時中ぐらいは音楽でいっぱいだけどね。
2012年3月4日日曜日
2012年3月3日土曜日
Chord その3 7thコードほか
今回は7thコードほか。
まずはルートはFで3弦7フレットをルートに持ってくる押さえ方から。
メジャートライアドなど
マイナートライアドなど
7thコードほか
4弦13フレットをルートとするもの
こうやって書いてみると結構たくさんの種類のコードを使っているんだなあと改めて実感したし,「ベースでもやっぱりやれるじゃん」とベースデュオの可能性に明るい未来を感じたりしている。でも,実際に2台でやってみるとなんだか思っていたのと違ったりする。
コードをならしている方の音域とソロを取っている方の音域の関係や,2つのベースの音色の関係などいろいろクリアしないといけないんだろうなあ。
まずはルートはFで3弦7フレットをルートに持ってくる押さえ方から。
メジャートライアドなど
Major Triad (1.3.5) |
Major (1.3.1) |
Minor Triad (1.b3.5) |
Minor (1.b3.1) |
7th (1.3.b7) |
79 (1.9.b7) |
Aug または 7 b13 (1.3.b13) |
7-5 または m7-5 (1.b5.b7)※3度が含まれない |
7 (1.b7.3) |
7 13 (1.13.b7.3)※最近のお気に入り |
7 #9 (1.3.b7.#9) |
7 b9 (1.3.b7.b9) |
7 b9 (1.5.b9.3)※上のものと違って増8度というかなりまずいインターバルが含まれているけど場合によってはこれが妙に気持ちよかったりもする。 |
m7-5 (1.b5.b7.b3)※m7-5って押さえ方があまりないように思うけど他に誰かいいの知りませんか? |
コードをならしている方の音域とソロを取っている方の音域の関係や,2つのベースの音色の関係などいろいろクリアしないといけないんだろうなあ。
2012年2月29日水曜日
今日の練習
3月14日のおくらでのBGDのライブに向けての練習。チックコリアのArmando's Rhumbaをやる予定。テーマはサブテーマも練習済みだが,ソロの途中で入るリフがまだだったのでその練習。
結構音域が広いなあ。1-b3-5-1-b3-5と駆け上がってちょこちょこやって降りて来て,また,駆け上がって最後は2オクターブ上まで行っちゃうのね。チックコリアってこういうリフ作るのうまいよなあ。単純なコードトーンと7thコードのオルタードトーンの対比がかっこいい。
結構音域が広いなあ。1-b3-5-1-b3-5と駆け上がってちょこちょこやって降りて来て,また,駆け上がって最後は2オクターブ上まで行っちゃうのね。チックコリアってこういうリフ作るのうまいよなあ。単純なコードトーンと7thコードのオルタードトーンの対比がかっこいい。
2012年2月28日火曜日
私のエレベ Ken Smith Burner
私の使っているエレベはフレッテドがKen Smith Burnerの4弦。フレットレスが同じくKen SmithのBSR Black Tiger 5弦。他にも大学時代に展示品特価で定価の半額で購入したAria Primary Bass 。これはプレシジョンのコピーモデル,同じく学生時代に購入したグレコのバイオリンベースの4つ。メインは前者の2つ。
フレッテドのKen Smith Burnerは1990年代?か2000年代にKen Smithからライセンスを受けて日本で製作されたものらしい。昨年秋にオークションで6万で購入。特注品などではない。Hadrien Feraudが使っているということで一躍脚光を浴びて,最近,当時よりもぐっと質を上げて再生産されているが,当時のモデルの詳細は全く分からない。ネット上で探ってもほとんど情報はない。当時の売価やバリエーションなど何一つ分からない。分かっているのは4弦と5弦とがあり,ボディの材や色にはいくつかのバリエーションがあった。ネックはボルトオン。なんでもプロトタイプとしてスルーネックもあったようだがほとんど市場ではお目にかからない。誰かいろいろ知っている人がいたら教えてほしい。
私のモデルは4弦でボディは真ん中の白いところがメイプル,その左右をマホガニーではさみ,ボディ左右の表裏を薄くメイプルかアッシュでサンドイッチして最後に再度表裏をウォルナットでサンドイッチしてあると思う。ネックはメイプルと多分ウォルナットの5層で,ヘッドとの境目あたりはKen Smith特有のポリュート加工がある。ピックアップはKen Smithのオリジナルか日本製か分からないジャズべタイプ。サーキットはベースとトレブルがそれぞれブースとカット。ピックアップセレクターとボリューム部分には引っ張るとパッシブに切り替わるスイッチがある。
出音は非常に澄んだ美しい音ではあるが中域がすごく出過ぎる。本家製作のフレットレスのBSRも中域に癖があり,そこがKen Smithらしいとこだけど,こいつの中域の癖はちょっと自分好みでない…という判断で,以前書いた「カツカツな音」地獄にはまったわけだ。現在,ピックアップはBartoliniに交換。サーキットもBartoliniのNTMTを発注済みなのである。サーキットについてはオリジナルはそれほど効きが良くもないし,中域に癖のあるこのベースのコントロールをとりにくいので,交換することの意味はあると思う。しかし,ピックアップは交換しなくても良かったかなあと思っている。だって,交換の前後でほとんど音のさを感じられなかったのだ。
ネックにはほんの少しねじれがあるように思われる。弾きやすいようにと弦高を出来るだけ下げようといろいろ調整はしたが,ねじれの影響もあるのだろう,あるいはハイ起きとかしているのかもしれない。素人の手には負えないようなネックの調整が必要なのかもしれない。あまり低くは設定できなかった。もっとも,このベースで出来る限りの低弦高にして(1弦で1.5mm,4弦で2mmぐらいか?)弾いてみたが,弦高が低いとやはり音にはりがないように感じる。現在は1弦側で2mm,4弦側で3mmぐらいの設定。これでも十分低いか。ピックアップの周りに「フィンガーランプ」なるものもつけてみた。ピックアップと同じぐらいの高さになるような板を貼ることで,右手の指が先っちょだけ弦に当たるようになる。手軽に粒建ちの良い音が出せることと素早い運指が出来るようになる利点があるらしい。Hadrien Feraudのベースを見て,同じような形状にまねてみた。材料はハンズマンで購入した厚さ5mmの黒檀の板。電動サンダーで木の粉だらけになりながら苦労して作成した。現在2ヶ月ほどやっているが,確かに弾きやすい。でも,ブンブン弾き倒すなんていう弾き方はできない。現在ちょっと様子見,実験中かな。
弦はElixierのミディアムゲージ。この弦はコーティングしてあるせいもあり,始めっからギラギラ感がすくない。コーティングのせいでどうも弦がころころした感じではあるが,長持ちなのでまあいいかと思って使っている。ダダリオのニッケル弦もまあまあ良かった。でも,思いのほか早く死んでしまった。Ken SmithのBurner弦も買ってあるが,その前にElixierに換えたのでKen Smithの弦を使うのは多分1年以上先になるかなあ。
フレッテドのKen Smith Burnerは1990年代?か2000年代にKen Smithからライセンスを受けて日本で製作されたものらしい。昨年秋にオークションで6万で購入。特注品などではない。Hadrien Feraudが使っているということで一躍脚光を浴びて,最近,当時よりもぐっと質を上げて再生産されているが,当時のモデルの詳細は全く分からない。ネット上で探ってもほとんど情報はない。当時の売価やバリエーションなど何一つ分からない。分かっているのは4弦と5弦とがあり,ボディの材や色にはいくつかのバリエーションがあった。ネックはボルトオン。なんでもプロトタイプとしてスルーネックもあったようだがほとんど市場ではお目にかからない。誰かいろいろ知っている人がいたら教えてほしい。
出音は非常に澄んだ美しい音ではあるが中域がすごく出過ぎる。本家製作のフレットレスのBSRも中域に癖があり,そこがKen Smithらしいとこだけど,こいつの中域の癖はちょっと自分好みでない…という判断で,以前書いた「カツカツな音」地獄にはまったわけだ。現在,ピックアップはBartoliniに交換。サーキットもBartoliniのNTMTを発注済みなのである。サーキットについてはオリジナルはそれほど効きが良くもないし,中域に癖のあるこのベースのコントロールをとりにくいので,交換することの意味はあると思う。しかし,ピックアップは交換しなくても良かったかなあと思っている。だって,交換の前後でほとんど音のさを感じられなかったのだ。
ネックにはほんの少しねじれがあるように思われる。弾きやすいようにと弦高を出来るだけ下げようといろいろ調整はしたが,ねじれの影響もあるのだろう,あるいはハイ起きとかしているのかもしれない。素人の手には負えないようなネックの調整が必要なのかもしれない。あまり低くは設定できなかった。もっとも,このベースで出来る限りの低弦高にして(1弦で1.5mm,4弦で2mmぐらいか?)弾いてみたが,弦高が低いとやはり音にはりがないように感じる。現在は1弦側で2mm,4弦側で3mmぐらいの設定。これでも十分低いか。ピックアップの周りに「フィンガーランプ」なるものもつけてみた。ピックアップと同じぐらいの高さになるような板を貼ることで,右手の指が先っちょだけ弦に当たるようになる。手軽に粒建ちの良い音が出せることと素早い運指が出来るようになる利点があるらしい。Hadrien Feraudのベースを見て,同じような形状にまねてみた。材料はハンズマンで購入した厚さ5mmの黒檀の板。電動サンダーで木の粉だらけになりながら苦労して作成した。現在2ヶ月ほどやっているが,確かに弾きやすい。でも,ブンブン弾き倒すなんていう弾き方はできない。現在ちょっと様子見,実験中かな。
弦はElixierのミディアムゲージ。この弦はコーティングしてあるせいもあり,始めっからギラギラ感がすくない。コーティングのせいでどうも弦がころころした感じではあるが,長持ちなのでまあいいかと思って使っている。ダダリオのニッケル弦もまあまあ良かった。でも,思いのほか早く死んでしまった。Ken SmithのBurner弦も買ってあるが,その前にElixierに換えたのでKen Smithの弦を使うのは多分1年以上先になるかなあ。
Chord その2 マイナーコード
今日はマイナーコード。昨日と同様,Fをルートとするコード。最初はルートを3弦7フレットあたりに持ってくる押さえ方。
次は,ルートを4弦13フレットに持ってくる押さえ方。
Fm7 (1.b3.b7) |
Fm6 (1.b3.6) またはFdim |
Fm7 (1.b7.b3) |
Fm6 (1.6.b3)またはFdim |
Fm9 (1.b7.9) ※メージャーコードと同様人差し指斜めセーハにて1弦12フレットのGを押さえる。 |
Fm9 (1.5.9.b3) |
Fm7 11 (1.b3.b7.11)最近のお気に入り |
写真はないけど弦4本同じフレットで押さえるとm7 11 になる。メジャーとマイナーの基本3和音で押さえることもある。今日はここまで。あ,m7-5を忘れていた。それもまた今度。
メジャーコードとマイナーコードをいくつか挙げた訳だが,コードは単独で使うことより,II-V-Iのような流れで用いられることが圧倒的に多い。いくつも押さえ方はあるけどコードの流れの中でスムーズに演奏できないといけないわけだ。ぱぱっと押さえ変えられるテクニックも磨かねばならないが,このマイナーコードの次がこのセブンスコードで,このメージャーコードに解決して,と言った具合にスムーズな流れで覚えることもかなり重要だ。そのあたりも近々。
なんだか,エレベ講座みたいになってるけど,ベースデュオやるようになってベースのコードについていろいろ考えるようになった。メジャーのところでも書いたけど,こんなコードの押さえ方があるというのがあったら是非教えてほしい。
2012年2月27日月曜日
Chord その1 メジャーコード
※写真は指がどの弦を押さえているか分かりやすいようにしているものもある。特に弦を押さえていない指は写真と違う位置にあることもあるので注意。
今日はその1でメジャーコードの類い。
ベースの音域はローインターバルリミットにひっかかるのでフレットの低い方での和音弾きはあまり実用的じゃない。(もっとも低域側でもミュートして音が響かぬように弾けば使えないことはないがパーカッシブな使い方になる。響かせるのは困難,というか4度5度以外は濁りまくる。)
コードのルートは全てF。まずは3弦7フレットのFをルートに持ってくるもの。
Fmaj7 (1.3.7) |
F6 (1.3.6) |
Fmaj79 (1.9.7) |
次は4弦13フレットのFをルートに持ってくるもの。
Fmaj7 (1.7.3) |
Fmaj7 (1.3.7.5) |
F6 (1.6.3) |
Fmaj79(1.7.9) ※人差し指の斜めセーハで1弦12フレット(9th)も押さえている |
Fmaj9 (1.5.9.3) 最近のお気に入り |
Fmaj7#11 (1.3.7.#11) |
FonA (3.5.1) |
FonA (3.1.5) 最近のお気に入り |
だいたいこんなところが普通に使えるメジャーコード。12フレットより上の方だとフレット間が狭くなるので押さえやすくなることと,4弦をルートに持ってくれば1〜3弦の3つの弦を使えるので4和音となり豊かな響きが得られる利点がある。また,12フレット以上はギターの音域に入るのでローインターバルリミットの制限を考えなくてもいい利点もある。
最近のお気に入りと入っているものは前回のBGDライブを前に見つけた押さえ方。他にマイナーコード,7thコードなどでも最近見つけたお気に入りがある。やっぱ,ライブをやるって意味あるよなあ。
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